研究所の奏法メソッド

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独自のメソッドについて

メソッドとは、フランス語で、論理の筋道、理論、体系的な方法、手順、手引書などの意味があり、楽器の演奏において、○○メソッドというものがいくつも存在します。しかし、音楽の演奏という芸術的な作業において、「メソッド」なんて邪道だ、とか、「メソッド」なんていらない!などともよく囁かれています。人によって骨格や体型が違うからとか、感性や思考が違うからとか、音楽的解釈や言語的解釈が違うからとか、だから一つのメソッドにあてはめて教えるのは難しいというわけです。
しかし、「突き詰めてゆけば、シンプルな法則にたどり着く。」という信念のもと、前述のような様々な違いを越えたところにある法則を見出すべく、独自の「メソッド」としてピアノの演奏における大切な基礎的事柄をまとめてみました。そのメソッドの一部をここに紹介します。「一部」ですが、声楽家の発声法と同じく、「音を出す」という一番基本の動作であり、この独自のメソッドにおいて、中核を成すとても大切な項目であると考えています。

奏法について

ピアノは、無理な弾き方をせず、自然で楽な弾き方で弾けば弾くほど、上手に、素敵に弾けます。
正しい弾き方とは、「楽に弾くコト」と言っても過言ではありません。
それでは、どうしたら楽に弾けるようになるのでしょう。

ピアノは、近現代の一部の作品を除き、通常、指先(第一関節の上半分ぐらいまで、1本の指で2つの鍵盤をさげるような場合によっては第一関節ぐらいまで)で鍵盤を下げて音を出します。
直接鍵盤に触れるのは他のどこでもない指先なのですから、ここを意識せずには、真にコントロールされた音の実現にはなりません。
そして、指先に本当に意識が集中すると、腕を振り回したり、頭を振ったり、体を揺らしたり、ましてや腰から上半身を旋回させて弾いたり、といった演奏スタイルにはなり得ません。
一流のピアニストの演奏スタイルは、誰一人としてそのような無駄な動きはしていないのです。

指先の意識がすべて


ピアノは、近現代の一部の作品を除き、通常、指先(第一関節の上半分ぐらいまで、1本の指で2つの鍵盤をさげるような場合によっては第一関節ぐらいまで)で鍵盤を下げて音を出します。
直接鍵盤に触れるのは他のどこでもない指先なのですから、ここを意識せずには、真にコントロールされた音の実現にはなりません。
そして、指先に本当に意識が集中すると、腕を振り回したり、頭を振ったり、体を揺らしたり、ましてや腰から上半身を旋回させて弾いたり、といった演奏スタイルにはなり得ません。
一流のピアニストの演奏スタイルは、誰一人としてそのような無駄な動きはしていないのです。

はじめに

まず前提として、これが、どの時代のどの作曲家のものにも当てはまる、ジャンルさえ問わないと考えています。
演奏する媒体が「現代ピアノ」という共通した構造体である限りは、何を演奏するにしても、音の出る仕組みが同じはずで、その一番合理的に音を出す方法というのものが存在すると考えます。
こんなことを言うと、眉をひそめる専門家の方もいらっしゃるかもしれません。
勿論、楽曲の特徴や時代背景、習慣、文化、作曲家の音楽の傾向や人と成り、理論的な、或いは哲学的な楽曲の分析や解釈等、幅広い知識や考えは、曲想づくりや音のイメージに欠かせない重要な資料となります。
しかし、それらは、「イメージ通りの音を指先がコントロールして表現する」ことで、初めて実現するのだと思います。

打鍵時の無駄な動きを排除するための指先の意識

無駄な動きは、合理的な運動の妨げになります。打鍵の前の無駄な動きは、今から打鍵しようとする音のコントロールを妨げ、打鍵後の無駄な動きは、次の音のコントロールの妨げとなるのです。
無駄な動きがなくなった時、
無駄な力が抜ける。
音が抜けなくなる。
はずさなくなる。
本当の意味でのレガートが出来るようになる。
テンポを上げることができる。
リズムが転ばなくなる。
難しいパッセージが弾きやすくなる。
美しいピアノ本来の響きになる。
等々、実に様々なメリットがあり、「イメージ通りの音を指でコントロールして表現することができるようになる」という、夢のような演奏の実現につながります。
「無駄な動きがなく、力が抜けている」これは一流と言われる演奏家たちに共通している演奏スタイルと言えるのではないかと思います。
この無駄な動きを排除するためにこそ、指先の意識が必要なのです。

1.指の縦(上下)の動きについて、打鍵時の無駄を排除する

STEP1 音の出る仕組みを知る

ピアノという楽器は、てこの原理を応用し、鍵盤を下げることによって、間接的にハンマーが上に動いて弦を打ち、音を出します。
グランドピアノなら、蓋をあけ、鍵盤蓋をはずし、ピアノの中を覗いてみると、よく分かります。
この仕組みを、まず知って意識することが、ピアノの持つ、本来の自然な響きを得るために重要だと考えます。
仕組みを考えれば、どのようなタッチをすることが適切なのか、おのずと見えてくると思います。
ピアノを弾くってどういうこと?
通常、「ピアノを弾く」と表現しますが、「弾(ひく)」という言葉は、辞書で引くと、「奏でる」「楽器をかきならす」と書いてあります。
しかし、日本語で「弾く(ひく)」という動作が具大的にどういうものかは、実ははっきりしていません。
ピアノは、打弦鍵盤楽器(打楽器+弦楽器+鍵盤楽器)と表現されます。「鍵盤」を通して、「弦」をハンマーで「打つ」楽器だからです。
ですから、ここでは、「弾く」=「打つ」「当てる」「触れる」と考えます。その方が、具体的に指先の動作をイメージしやすいからです。

STEP2 指先をどのように意識するか?

ピアノは、ものによって多少の誤差はありますが、鍵盤の上から7ミリぐらいのところ(以降打点とします)が、ハンマーが実際に弦に当たる位置であり、そこを打つことにより初めて音が鳴ります。
ですから、表面だけを打っていては、音が抜けてしまいます。
と言って、一番下まで押しつけて弾いてしまっては、弦の振動を最大限に生かせず、美しく響いてはくれません。
では、どのように打っていけばよいのでしょう。
「打鍵は」「指先」で「鍵盤の途中のところ」を狙って打つ

①鍵盤の途中のところ

指先で、鍵盤の上から7ミリのところ(打点)を触れるように打ちます。その際、鍵盤の近くから打点を狙います。
見た目には、鍵盤に逐一触れてから打鍵しているように見えます。

②打鍵のスピードの変化音量や音質は、打鍵のスピードを変えて打っていくことで変化させます。

フォルテでさえ、鍵盤の表面から打点までのわずかな距離を、打鍵のスピード(瞬発力)を上げて当てることによって表現します。
また、ピアニッシモで柔らかい音なども、同じように打点をそっと打つと、音が抜けないで極小さく響かせることが出来ます。
鍵盤から離れた所から打鍵すると、仕事量が大きくなって手腕に力が入ってしまったり、指先のコントロールを曖昧なものにし、音もはずしやすくなってしまいます。

③指先の意識

指先で打っていく際、真に指先の意識があれば、腕の重みが指先に常に伝わっています。
丁度、指先に水が溜まっていて、その水が逆流したり、空っぽになったりしないように保たれているという感じです。
4分の1ほど水の入ったペットボトルを用意し、それを指(巨人の第1~第2関節あたり!?)に見立てます。
注ぎ口の方が指先です。
そのペットボトルを横に倒し、水平からほんの少しでも注ぎ口の方に傾けると、水は全て注ぎ口の方へ移動しようとしますね。
この状態が、指先に腕の重さが伝わっている状態だと考えて良いと思います。ですから、指を立てて弾いても寝かせて弾いても、腕の重さが指先に伝わっていればよいと思います。

④決して押しつけないようにします。

ちょうど、鉄筋が、鍵盤の上から7ミリぐらいのところに埋まっていて、その鉄の板をよく響かせるように打っていくような感覚です。
鍵盤の底まで押し下げようと意識すると、必要以上に下向きの力が働いてしまい、結果、押しつけてしまうことになります。
押しつけてしまうと、手腕のどこかしらに力が入りますし、鉄琴はカチッという鈍い音が出るだけですね。
どんなに深い響きも、弦を響かせてこそ得られるのです。
てこの動きを意識して、ハンマーが跳ね上がるのを感じながら、指先で鍵盤を下に下げるということを意識しても、押さえつけない助けになります。
これで、指の縦の動きを必要最小限にします。
跳躍する音に移動する時、手のひらを広げすぎて、指や手のひらに力が入ってしまわないように留意します。
※フォルテなどの打鍵のスピードが速い場合、打鍵後に反動で手が上がることがあります。
反動の動き自体は自然な体の反応であり、それを止めることの方が不自然なので、それは無駄な動きとは見なしません。
打鍵した瞬間に音が決定するわけですから、打鍵後(離鍵)よりも、打鍵する瞬間が大切なのです。

2.からだ

下半身は、どんなに手腕が動こうと、びくともしない岩のようにどっしりと構えます。
上記のように真に指先を意識して演奏することが出来れば、自然に身体が安定します。

3.脱力

①指の関節は柔らかくリラックス

指を柔らかく保つことは、手の甲、腕の脱力に繋がります。
和音をつかむ時など、手を広げすぎたり、手の形を固定したりすると、ただちに手指に力が入ってしまいますので、注意が必要です。
常に指先までリラックスさせることを意識しましょう。

②全ての指の関節は、反らないこと。反っている時は、僅かでも力が入っています。

少しでも関節から反らせて弾くと、前腕に無駄な負担がかかります。
①のように指の関節がリラックスしていれば、反ることはありません。
指先までリラックスしていたら音が出ないのでは?と思われがちですが、1.のSTEP2指先をどのように意識するか?のような意識ができていれば、打鍵した瞬間、指や手は自然に支えられます。
しかし、指先だけを意識的にしっかりさせようとすると、指はおろか、手の甲や手首、腕にまで力が入ってしまったり、押しつけてしまったりします。

4.腕の重みについて

ピアノの音を出すためには、たかが50グラムの力とはいえ、鍵盤を打点まで押し下げなければなりません。
この下げる動作を行うために腕の重みを使います。
それは、まるで腕の中に水が流れていて、その水量を(音量などによって)調整しながら、水を指先に流すような感覚で、その指先に流れてきた水の重みで鍵盤を下げます。
鍵盤を押さえつけては決して良い響きは得られませんので、よく耳にする「腕の重みをかける」と表現されるようなしっかりとした重みではなく、鍵盤上に自然に手を置いた時の、「無意識のうちにかかっている重力」を使います。
肘から指先までをストローに見立て、そのストローが折れ曲がることのないように、肘から流れてくる水、つまり腕の重みが途中で淀むことなく指先に流れ着くよう、指先に従順に着いていかなければなりません。
しかしながら、これも指先の意識が真に出来ていれば、結果論にすぎません。

その結果

これらの演奏法が真に意識ができると、ピアノにやさしく触れているだけ、というような感覚になり、フォルテでさえも、力むことなく瞬発力のみで良い響きが得られるようになります。
そして、腕や手首を回したり、体を旋回させながら弾くといった無駄な動きは自然になくなり、音がずっとクリアに耳に入ってきて、音(音楽)そのものに集中することが出来るのです。
このような奏法で練習すれば、腱鞘炎やフォーカルジストニアなどを発症することはなくなると思います。
また、発症していたとしても、この奏法に変えれば、軽減、或いは、完治すると思われます。
20世紀最高のピアニストと言われたホロヴィッツの奏法が、強靭な指先が故に成し遂げられる特異な弾き方だと、よく批評家の先生方に述べられていましたが、ホロヴィッツの弾き方は、実は、上記の奏法によるようなもので、指の力など大して駆使していないのではないかと私は考えます。
それは遺されている映像の数々を確認すれば実感できるのではないかと思います。

世の中に溢れている奏法についての考察

筋肉の鍛錬について

長い間、ピアノのテクニックのために筋肉を鍛える方法などが提案されたりしてきました。
筋肉の鍛錬は、一歩間違うと、腱鞘炎やフォーカルジストニアになるなど、手を壊してしまう危険性がありますので、注意が必要です。
上記のように指先で意識して演奏していれば、自然に必要な筋肉が使われ、鍛えられていきます。
演奏のために筋肉を付ける事が大切なのではなく、後から付いてくる結果です。

「押す」打鍵について

響きが足りないと「もっと鍵盤の下まで押して」というアドバイスをよく耳にしますが、下まで押そうとすると、押しつけてしまうかもしれませんので、注意が必要だと思います。
押しつけてしまっては、ピアノの弦は本当には鳴ってはくれません。
指先をしっかり(強化)させる
前述の「3 脱力」に記したとおりです。
腕の脱力について「脱力」については、永遠のテーマのように、ピアノに携わるほとんどの人たちが口にし、悩み、議論してきた言葉です。
指先が楽になれば、手首も肘も肩も自然な状態になると思います。私はこの「自然な」状態が「脱力」なのだと思います。

呼吸について

自然な呼吸がよいと思います。意識的に呼吸すると、不自然な音楽性につながるのではないかと考えます。

重心の移動について

体の重心の移動についてや、足での体重の支えの移動などを意識する考え方があります。
演奏していると、パッセージによって結果的に体重が移動したりすることがありますが、曲の中でそれを意識的に行うことは、ピアノに直接触れる指先への意識や、それによって得られた音の響きへの集中力を欠いてしまうことになります。
指先への意識が出来ていれば、重心の移動を意識せずとも、素敵に演奏することが可能だと思います。

指先以外での意識

指の付け根(第三関節)から指を動かすことを意識して鍵盤を下げるという考え方や、手の甲(手のひら)や第三関節で支えを作って弾く考え方などもあります。
これも、指先の意識が出来た時に、結果的に(パッセージによって)第三関節から動いているように見えたり、結果的に第三関節や手首が支えになっているのであって、これを意図的に行ってしまうと、手指の柔軟性を損なったり、無駄に手指を動かしてしまうことになります。
手を痛めてしまうこともあるかもしれません。

手首を回す

手首を回すことによって重みを指先にかけて鍵盤を下げる、或いは、レガートのために手首を回して指を繋げるという弾き方があります。
これは、指先のコントロールを妨げる無駄な動きだと思います。

腕、肘を柔らかく振る・回す

脱力のためということだと思いますが、意図的に動かすことは、指先のコントロールを妨げる無駄な動きだと考えます。

手首を上下或いは左右に動かす

これも、意図的に動かしてしまうのは、指先のコントロールを妨げる無駄な動きだと思います。

離鍵(鍵盤から指が離れる瞬間)を意識する

この方法で演奏しても、音色が変わりません。ピアノは、鍵盤を打つ瞬間でその音の殆どが決定してしまう楽器なので、離れる時ばかり意識するのは得策ではありません。
かと言って、打つ瞬間と離れる瞬間の両方を意識するのも、特に速いパッセージでは困難です。
また、離鍵時の指の反応を鍛える考え方があるようです。離鍵時に弾いた指を素早く上に上げれば、確かに条件反射的に次の音が打鍵しやすくなるかもしれませんが、無駄な動きを強いるので、コントロールを失ったバタバタとした演奏になってしまいます。

コラム

「指先の意識」この奏法にたどり着くまで

目次
きっかけ
奏法って必要?
昨今の書籍やレッスン
一流のピアニストから学ぶこと
研究の日々
みつけた!

きっかけ

自分のピアノの演奏にコンプレックスを持っている人は、世の中にたくさんいると思います。
音が外れる、難しいパッセージは思うように弾けない、手が小さいからオクターブの連続や開いた音の和音がきつい、イメージ通りの音色が出ない、体や手がなんか窮屈!等々。
かと言って、いくらガムシャラに沢山練習したところで、音を外す時は外す(しかも結構派手に!!)、ピアノがいつものと違ったりすると動揺してしまう、練習では上手く弾けていたのに緊張すると力んでしまって思うように弾けない・・・。
練習を何百時間も積んでいるのに、上手く弾けない!?
ではどうしたら上手く弾けるようになるのかしら?

奏法って必要?

本当は、耳が素晴らしく敏感で、感性が鋭ければ、奏法のことなど考える必要はありません。
自分の音を聴いてさえいれば、手が自然に反応し、イメージ通りに弾くことができるからです。
現にそういう人が私の周りにも何人かいます。
でも残念ながら、皆がそういう感性を持ち合わせているかと言うと、そうではありませんし、たとえいつも鋭い感性で聴いていたとしても、曲やパッセージによっては、思うように弾けない時があるかもしれません。
イメージはあっても、イメージ通りの音で表現できないかもしれません。
なかなか上手くいかないので、そこで、奏法(弾き方)について、あれこれと考えるわけです。

昨今の書籍やレッスン

ピアノ奏法について書かれた本は古いものから新しいものまで何冊も出版されています。
内容は、練習時間の設定から、いすの座り方、体の姿勢、手(腕、指)の使い方、ペダルの使い方、楽曲の解釈、演奏哲学などまで多岐にわたり、その提案や指針も多種多様です。
その中で、「手(腕、指)」について述べられている項目だけを検証してみても、その内容は非常に細分化されて提案されています。
例えば、まず弾く前に腕の脱力体操をするとか、手をどのように鍵盤に置くべきかとか、中指から準備した方がいいとか、フォルテのオクターブは鍵盤の上に手首と腕を強く落下させなさいとか、この曲のこの箇所は腕を高く持ち上げるようにして・・次は指を寝かせて・・・云々。そして、ピアノの先生のレッスンもまた、然りです。
私も色々と試してみましたが、これらをあれこれ意識して1曲弾くのは実に大変で、頭がごちゃごちゃとして気が狂いそう!

一流のピアニストから学ぶこと

巨匠と呼ばれるような世界的に活躍している一流のピアニストたちは、そんなに大変な思いをして音楽を表現しているのかしら?
でも、私には、とりわけ、奏法という観点において、彼らの演奏スタイルは、とても合理的で自然な行為に映りました。
勿論生まれ持った才能や感性、恵まれた環境、そして血のにじむような練習を積み重ねてきた結果であると思いますが、ナニセ細かいことの苦手な私は、巨匠たちの演奏スタイルには、何か共通するシンプルな法則があるのではないかと考えました。

研究の日々!

演奏会も多い時には週3回、座席は必ず手の見えるところを確保し、もう楽しむというよりは、ノートとペンを持って、勉強に行く感じです。
(とは言え、本当に素晴らしい演奏に巡り合わせた時には、勉強を忘れて素直に感動の涙を流したりしていました!)
ピアノに関する本を読み漁り、公開講座や勉強会にも月に2、3回参加し、ロシア奏法のレッスンを約8年受け、時には同時期に4人の先生のところにレッスンに通い、手当たり次第試していました。
そして、巨匠たちの演奏する映像を繰り返し何度も見たりして、自分の練習や本番で実践を繰り返し、とにもかくにも研究の日々でした。

見つけた!

そして、長い年月をかけ、こうかな、ああかな、とあれこれ試し、行きつ戻りつしながらノートに書き留めたものが15冊を超えた頃、とうとう、自分なりの結論にたどり着きました!
それは、ピアノの構造を理解した上で、指先まで楽にして合理的に音を出すという、とてもシンプルな法則でした。
ピアノの奏法研究は、私のライフワークになりつつありますが、それは今日のレッスンや演奏の源となっています。
そして、この考えを基に、よりよいレッスンと演奏を更に追求すべく、自問自答する日々です。